ラテンな奴等


「三人の騎士」




というディズニー映画を知っているだろうか


これはもう随分と昔に作られた古い作品だ


この作品はドナルドを主軸として物語が進んでいく

私は主要キャラの中ではドナルドダックがダントツで好きだ  大好きだ

その理由はまた別の機会に語りたいと思う



この古い映画を観るきっかけになったのはひとつの動画だった


動画サイトを巡っていたらたまたま

ドナルドと そして見たことがあるような無いような  そんな鳥のキャラクター2人が「俺たち3人カウボーイ!強い絆で結ばれてるんだぜ!ヒャホー!」といった雰囲気の歌を歌いながら踊る動画に出会った



皆さんお馴染みの憎めないアヒル ドナルドダック  そして異常なほどの歌唱力を持つ雄鶏とオウムがそこにいた


その見た目に似合わぬ美声


疾走感のあるダンスと演出



ディズニー特有の絶妙なミスマッチさについつい惹かれてしまった

ディズニーのアニメや映画なんて物心つく前からたくさん見て来たのに



そんな「三人の騎士」大体のあらすじはこんな感じ


ある年のドナルドの誕生日、郵便屋からいくつかのプレゼントが届く


その内のひとつに絵本があるのだがその中からドナルドの友人、ブラジル出身オウムのホセ・キャリオカがサプライズで登場する



そしてホセが出てきた不思議な絵本を使って ドナルドはホセの愛する街ブラジルのバイーアへ案内されることになる


案内され何やかんや色々なことがありつつバイーアから帰還 そしてもうひとつのプレゼントから愉快な登場を遂げるのはスペイン出身 雄鶏のパンチート


ドナルドは彼らに振り回されながらも再び色々な街を案内されることになる…





といったような流れだ



実写映像とアニメ映像が融合した、当時は相当珍しいとされていた技術が駆使されている



トーリー自体は至ってシンプルだが、さすが古き良き時代のディズニー映画と言うべきか


演出が相当カオス

それはもう混沌の極みである


言葉に表しにくいのだ

かの有名な「ダンボ」にも途中ピンクの像がおかしなことをしているカットインがあったりもするが

この 三人の騎士 はほぼそういったカオスな演出で構成されている




だけど惹かれる



演出もそうだが

ドナルドを振り回すホセとパンチートのキャラクター性もそれはもう魅力的なのだ



ディズニーでは割と珍しい紳士的な振る舞いをする  しかしその割に「(相手をギャフンと言わせたいなら)これがいい^^」と言ってハンマーを差し出す腹黒紳士ホセ



カラッと明るくて兄貴肌  登場して早々に2丁拳銃をぶっ放しまくるトリガーハッピーな上に水をかけられようが火に囲まれようがものともせず歌い続ける不死身のパンチート





そんな2人におちょくられ振り回され途中で美人の白昼夢を見つつもボロボロになっていくドナルドの姿は流石プロと言うべきか

清々しいやられっぷりである


ちなみに始めからオチまでしっかりカオス&カオスなので

まず準備運動として脳を空っぽにしてからご覧になっていただきたい




そんな彼らは去年の夏にシーでパレードの前説を任されすくすくと知名度も広がってきているらしい




是非 暇すぎてどうしようもない または頭のおかしいものを見たい またはすることあるけど手が付かないし何か見るものないかな なんて思った時には


是非「3人の騎士」を買うか借りるかどうにかして見てみてほしい